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9条の窮状 [平和]

富士市で開催された静岡県弁護士会主催の講演会「9条の窮状を救助セヨー富士大作戦 春ー」。最初は谷口真由美先生による「オッサン政治に物申す」はオトコ中心の今の法律や制度の矛盾を鋭いツッコミで喝破されました。今の安倍政権が数の力にまかせて進めているのは男女平等など投げ捨てて、更にオトコ中心社会に逆戻りさせようとしているのだと思います。特に、道徳を教育の中で強化して「あるべき模範」の様なものを子どもたちに刷り込んでいく事など、きな臭い匂いがいっぱいです。戦争推進に果たした教育の役割があまりに大きかった、その反省の上に立って戦後の教育が行われてきたはずですが、これを逆戻りさせようとしています。
次に登場されたのは伊藤真弁護士。「安全保障法制改正の問題点」と題して日本国憲法の理念と、集団的自衛権などについて専門的に掘り下げました。特に強調されたのは「立憲主義」の理念についてです。憲法の基本原理である国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義は立憲主義に立脚しているという事。その立憲主義の理念というのは「すべての人々が個人として尊重されるために、最高法規としての憲法が、国家権力を制限し、人権保障をはかる」という事です。つまり、権力行使に憲法で歯止めをかけるという考え方です。
民主主義社会においては民意を反映した多数派だから何をやっても良いというにではなく、憲法に反した事をやれば権力行使に歯止めをかける意味を持つという事です。ヒトラーやヘルマン・ゲーリングの例も示されましたが、今の日本の世情に似かよった空気がある様に思えました。

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