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ゴミから黒曜石 !!! [環境]

写真00220(1).jpg 行政視察で神栖市に行った折、みなと公園まで早朝散歩に行った記事を書きました。この帰り道、歩道の上で2センチ前後の黒曜石らしい塊りを数個拾いました。火山があるわけでも、遺跡があるわけでもないのになぜだろうと不思議に思い回収してきました。
 ところが、このなぞはその日の視察先で解決しました。なんと!ゴミの焼却灰を1300度前後で溶融してできた溶融スラグのかけらだったのです。理屈は火山の溶岩と同じで、急冷された部分がガラス状になり、内部のゆっくり冷えた部分は玄武岩状になるというのです。この視察先の会社ではこのスラグを砕いて道路などの路盤材として流通させているということです。神栖市でも使われているようですから、朝の石は「黒曜石もどき」だったのです。
 人間が生み出した新たな「石材」に驚きます。大昔の人たちならば、石器の材料として使ったでしょう。また、同じく焼却灰のうち、もっと比重の重いものはメタルと呼ばれ、この中には金や銀、銅など含まれ、さらに精錬して金属の回収を行うようです。
写真00155(1).jpg
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コメント 1

みら

割れた部分は貝殻状の模様はありましたか??
私は土の中で拾ったんですが
溶解スラグにも出るんでしょうか。
by みら (2018-05-15 07:11) 

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