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富士山の湧水 [自然]

御殿場市内各地にある湧水地に最近は多くの方が水汲みに訪れています。バナジウムが多く含まれているとのことで市外から訪れる方も多いです。
以前、富士山に降った雨や雪は何年かけて麓に湧き出ているかという講演を聴いたことがあります。同位体を使って調査を行ったようですが、結果は約50年だそうです。御殿場の水道は地下水を利用したもので水質は大変良好ですが、法に定められた殺菌処理をしなくてはなりません。その分、味が変わってしまいます。未殺菌の湧水地の水は、味に違いがあります。お茶や珈琲を入れるとよくわかります。
私も愛用している一人です。豊かな水環境に感謝です。
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辺野古の生命たち [自然]

写真00147(1).jpg 大浦湾で出会ったヤドカリたち。砂浜には彼らの歩いた無数の足跡が縦横にはしっていました。ジュゴンや青サンゴの群落などの豊かな自然。辺野古の埋め立てが始まれば消えてしまう生命たちです。
 騒音をまき散らす新基地ができれば、観光産業で雇用を創出して新たな町づくりを進める名護市にとっては最大の障害物となります。これは、名護市だけでなく、基地経済に頼らない財源づくり、町づくりを歩み始めた沖縄の人たちの自治の歩みを否定するものです。
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億首川のマングローブ [自然]

金武町の億首川の河口に広がるマングローブ林を案内していただきました。ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキなどの林が広がり、マングローブを形成しています。私も最初はマングローブが植物の名前だと思っていました。お恥ずかしい・・・^_^ 。
干潮時のため干潟を歩くシオマネキたちにも会えました。沖縄らしい風景が海の色に映えていました。
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第33回富士山自然観察会 [自然]

写真00394(1).jpg 常葉大学付属環境防災研究所の高橋豊先生による「御殿場の火山噴出物から見た富士山の生い立ちと特徴」と題したお話でした。大変専門的でしたが、何とかついていけました。富士山の4層になった構造についてや、富士山にマグマを供給するしくみ、プレートの動きと富士山の寄生火山の配列方向の関係等大変興味のあるお話でした。山体崩壊を起こして御殿場泥流を発生させた古い富士山はどこにそびえていたのかはっきりと確定はできないようですが、なぜ御殿場側の斜面がフラットな状態なのかと関係があるようです。
 地球規模の話は興味が尽きません。でも、良いお話なのに参加者が少ないのは残念でした。

ホシガラスの会 [自然]

写真00372(1).jpg 昨日御殿場市の玉穂支所においてNPO法人「ホシガラスの会」設立を記念して、渡邊定元先生による「富士山の森の再生とホシガラスの役割」と題した講演が行われました。ブナ林が拡がった背景にはホシガラスが餌を埋めてストックする行動を、ブナ自身が利用するように進化が進んだという、大変スケールの大きな話で面白かったです。植生を管理するにはDNAレベルで管理する必要性を強調されました。富士山に植林・植樹するにもその土地、その場所にもともとあったものでなければならないのです。講演後の質疑でも、参加者から専門的な質問が相次ぎ、学問的に白熱した気持ちの良い講演会でした。「自然保護は目的管理である」という言葉は印象的です。
 私も昨年、この会設立のきっかけとなった巨木林を見学しましたが、樹齢300年に近いブナが、ホシガラスの埋めた種から芽吹き、数本が合体して一本の木になっている様は圧巻でした。その一方で日本鹿の食害は凄まじいレベルで進んでいて深刻です。
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富士山のきのこたち [自然]

写真00112(1).jpg 昨日、静岡県が発表した「野生きのこ」の放射性物質検査結果によると、御殿場市、小山町、富士市、富士宮市でサンプリングされた野生きのこから食品衛生法で定める一般食品の基準値100Bq/kgを超える放射性セシウムが検出されました。県は関係自治体に対して野生きのこの採取、摂取及び出荷を控えるように要請しました。裾野市のサンプルからは基準値を超えるレベルでは検出されませんでした。
 御殿場市:シロヌメリイグチ(120Bq/kg)、ハナイグチ(130Bq/kg)、小山町:ハナイグチ(130Bq/Kg)、キハツタケ(160Bq/kg)、富士市:ハナイグチ(220Bq/kg)富士宮市:ハナイグチ(120Bq/kg)。14検体検査をして6検体が基準オーバーとなりました。放射性セシウムは12検体で134,137ともに検出されています。
写真00102(1).jpgハナイグチ

富士山のキノコ (ヤマドリタケ) [自然]

写真00143(1).jpg 昨日、富士山の須走口周辺のキノコを散策してきました。登山口までの道路は路肩にロープが張られていたこともあり、例年に比べて、車の数は少ないようでした。キノコ狩りの人たちは相変わらず多く、駐車場に引き上げてきます(私がついたのは午前10半ごろ)。隣にいたご夫婦に話を聞くと、先日の台風で雨が降ったものの、林床が乾いていて、キノコも乾いているとのことでした。籠の中にはハナイグチ、ショウゲンジ、フウセンタケモドキ、ツガタケ、アブラシメジ、キハツダケ、シロヌメリイグチ、ヤマイグチ等が入っていました。
 その後、小富士周辺を標高2200m付近まで散策してみましたが、確かに、雨の降った後はあるものの、林の中の表面が乾燥していて、キノコたちも同様でした。先日の大雨の後に顔を出し始めたキノコたちは、まだこれからという感じです。ヤマイグチ、アブラシメジ、ハナイグチ、フウセンタケモドキあたりが主流でしょうか。
 そんななかでヤマドリタケらしいキノコを見つけました。以前は日本にはヤマドリタケは無く、ヤマドリタケモドキが類似キノコだとされていました。しかし、その後長野県?で発見され、今では図鑑にも掲載されるようになりました。今回ツガ林の中で見つけましたが、ヤマドリタケだと思います。
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富士山のキノコ 放射性物質検査 [自然]

 昨年10月に富士山麓の野生キノコから基準値を超える放射性セシウムが検出され、現在でも小山町・御殿場市のすべての野生キノコについて国から出荷制限の指示が出されています。昨年10月の分析結果はユキワリ(小山町)350Bq/kg,キハツタケ(御殿場市)230Bq/kg,ツバフウセンタケ(御殿場市)200Bq/kg,アカモミタケ(御殿場市)340Bq/kgでした。
 今年は野生キノコの分析については県の経済産業部農林業局林業振興課が実施することになっていますが、現時点では未実施です。予定では9月下旬から10月上旬に実施予定とのことです。(そんな遅くに実施しても、富士山のキノコシーズンはピークを過ぎてしまっています。まったく実態がわかっていません。1カ月以上繰り上げるべきです。)
 なお、こうした事態の発生に伴い食用キノコも安心できない状態になっていることから、これまで保健所で9月に実施していたキノコの展示会は中止されることになりました(残念です…)。現に食堂などでは栽培品のキノコを料理使っていても風評被害が出ているようです。東電は野生キノコについては補償の対象にするといっているようですが、被害はもっと拡散しています。
 今、福島原発の汚染水は非常事態になっています。東電任せでは埒が明きません。当地のキノコ汚染も東電に責任があることを忘れてはいけません。
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静岡県のHP:農畜水産物の放射線物質検査計画について
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-520/syokuhin/housyanoukeikaku.html

アサギマダラ [自然]

写真00497(1).jpg 富士山御殿場口周辺を歩くと出会えるのがアサギマダラです。渡りをする蝶として知られていますが、ゆったりと飛び回る姿からはどこにそんな力があるのかと信じられません。幕岩周辺で出会えました。






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マンモス Yuka [自然]

写真00548(1).jpg 昨日、横浜で開催されている「マンモスYuka展」に行ってきました。まさにマンモス、マンモス、マンモス…という感じで期待以上の展示内容でした。まず第一に驚いたのは、発掘された標本の多さです。永久凍土の中から見つかるということですが、これほどの量が出てくるとは知りませんでした。象牙の一部は印鑑の材料として日本にも入ってきています。第二に驚いたのは、その保存状態のよさです。永久凍土という天然の冷凍庫では最近、血液が採取できる化石まで見つかったそうで、クローンマンモスの研究も真剣に行われているようです。Yukaの全身化石(ミイラ状)は見事です。
写真00560(1).jpg 第三に驚いたのは、当時の旧石器時代人たちがマンモスを効率よく利用していたことです。日本のクジラ文化に似たものがありますが、もっと無駄のないものでした。今回展示されていたマンモスハウスは、実際のマンモスの骨格を使って製作されていて圧巻でした。
 Yukaは永久凍土から発見された少女マンモスの愛称。9月16日まで、パシフィコ横浜にて。









写真00570(1).jpgマンモスハウス

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