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映画 「あん」 [福祉]

国立駿河療養所で行われている映画「あん」の上映会に行って来ました。駿河会の小鹿会長の挨拶がありました。ハンセン病の事、その後遺症の事について話されました。便利な自動販売でさえハンセン病の後遺症の残る人たちにとっては手に残る後遺症のために使えない事や、知覚神経障害により火傷をしても暑く感じない事、自律神経障害のために汗をかきにくい体になってしまっていることなどの苦しい後遺症の実態についてお話をされました。
今日は会場いっぱいのお客さんです。参加者の皆さんが療養所内にある資料館に立ち寄って、この駿河療養所の歴史を知っていただけたらと思います。(今日も開館しています)
そして、
映画「あん」はとても良かったです。涙腺がゆるみっぱなしで彼方此方でも鼻をすする音が・・・。「誰もが生まれ、生きている意味がある。」というメッセージが胸に響きました。ぜひ、多くの人に見てもらいたいです。
映画の後、納骨堂に行きました。今、入所者の平均年齢は85歳を超え
、62名の方が暮らしています。今でも亡くなられた方の遺骨を親族が引き取ってくれない現実があるそうです。そうした方々がここで眠っているわけですが、なくなって初めて戸籍上の本名が骨壷に刻まれるのだそうです。熊本裁判から15年が経過するのに映画以上に社会の壁は厚いものがあります。

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