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食品の放射線量 NHK「あさイチ」 [環境]

 今朝のNHKのテレビ「あさイチ」は大変興味深い内容でした。北海道、福島、東京(2家族)、大阪、広島の家庭で摂取された1週間分の食事の放射線量を調査するというものでした。東京は2家族が対象。1家族は特に産地などにこだわらずに食材をそろえて調理をしていて、もう1家族は関西以西の食品を選んで購入し利用しているというのです。毎日1食分を余分に作り、それをストックしておいて、1日3食分をまとめてミキサーにかけて均一化したうえで、サンプル容器に詰めて分析機関に送る手順です。
 福島原発事故から半年以上過ぎました。日本中のみんなが不安に思いながらも手探りで毎日の食事を準備してきたのだと思います。この番組はそうした関心に応えたものです。それだけに結果は・・・・と気になりました。
 
 結果は意外にも低い数値でした。安心しました。1キロあたり500ベクレルの暫定基準値に対して、今回検出されたケースでも1週間のうち1日だけ、1ケタのセシウムが検出されたレベルでした。それ以外は不検出が並びます。福島でも検出されませんでした。(わずか6サンプルですから、これですべて安心とはいきませんが、必要以上の恐怖を抱くことはなさそうです。)
 最近になって、お米の分析が行われたり、シイタケの分析が行われたりする中で、セシウムが土壌に吸着されて、植物が利用できない形態になっていることが指摘されています。やっと、こうした仕組みが明らかになりつつあります。しかし、何といっても大切なのは、東電と国の責任で、データの分析や収集をすすめ、内容を公開することです。放射能の影響を侮ってはいけませんが科学の目で見て「賢く、理性的に怖がる」ことが大切なのだと強く思いました。
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