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ゾマホン氏講演会 [教育]

写真00124(1).jpg  市内の御殿場小学校、東小学校、御殿場中学校の三校合同の教育講演会がありました。毎年恒例の行事で、様々な講師の話を聞くことができ、楽しみにしています。
 今年の講師は「ここがヘンだよ日本人」でブレイクしたベナン共和国出身のゾマホン氏です。大変な苦労をされて勉学をされた方だけに、教育の大切さを迫力ある面白さで話されました。アフリカ大陸が人類発祥の地であり、肌の色の違いがあってもルーツは同じということ。アメリカやヨーロッパなどにだけ目を向けず、もっとアフリカやアジアに関心を持ってほしいこと。植民地時代のアフリカ大陸では固有の言語や文化が奪われ、支配者の文化を押しつけられたこと、それだけに日本には日本の文化と言語があり、これを大切にしてほしいこと、さらに、その国の固有の歴史を学ぶことは国際人となる基本だということ等です。
写真00122(1).jpg またベナン共和国に学校をつくる御自身の取り組みにも触れられ、学校教育を大切にしている理由を話されました。アフリカといえば内戦、飢餓、貧困などのイメージでとらえられがちですが、ベナン共和国は日本と同じ「戦争をしない国」なんだそうです。私は日本が戦後1人も戦死者を生まなかったのは憲法9条のおかげだと思っていますが、同じような思いで国つくりを行っている国はあるんです。人々を戦争に駆り立てるのも教育です。その国を生かすも、殺すも教育次第。ゾマホン氏は今、私たちが当たり前に勉強できる大切さを見つめなおしてほしいと訴えられました。
 中学生たちも今回は一緒に講演を聴きました。ステージにあげられたり、クイズに答えたりと楽しくお話がすすめられ、「勉強すること」について一緒に考える機会になったと思いました。
 このリーフレットはゾマホン氏が講演後に廊下で配布してくれたものです。彼のNPO法人の活動内容が詳しく書かれています。

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