静岡県のすごい産業遺産 Ⅰ、Ⅱ

　「静岡県のすごい産業遺産　Ⅰ、Ⅱ」が入手できました。その中に、懐かしい写真が載っていました。それは旧国鉄二俣線の遠江二俣駅の施設です。まだ国鉄二俣線だった頃、祖父の自転車に乗せてもらいしばしば連れて行ってもらったのがこの施設です。扇型の車庫の中に、当時は蒸気機関車が並び、車庫前の転車台で方向転換をするのです。その様子を飽きもせずに見ていたと、良く祖父から聞きましたが、自分でも、それは記憶にあります。
　遠江二俣駅は、現在は天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅に名前が変わっています。中学時代にはこの駅をよく卓球の練習に利用させてもらいました。同級生が国鉄勤めの家庭が多く、駅の娯楽室の卓球台を使わせてもらったのです。今では考えられないくらい、練習場にも、練習にも飢えていた時代。懐かしいな。さらに学生時代には実家への帰省に好んで利用したのがこの二俣線でもありました。その当時はもちろん今も、この機関区は現役で活躍しているそうです。
　今年は残念な天竜下りの事故で天竜浜名湖鉄道の名前が有名になってしましましたが、天浜線の魅力は尽きません。天浜線に乗ってのんびりと四季折々の景色を眺めながら、この二俣駅の施設にも足を運んでみてください。